群馬県邑楽郡にある大泉町は、人口約4万人と群馬県内では最も人口の多い町で、北関東3県の市町村で最も高い人口密度を誇る町です。
大泉町では、平成30年10月から、福祉医療費支給対象が一定の要件を満たす高校生世代にまで拡大されています。
今回は対象が高校生まで広がった福祉医療費支給対象拡大について、まとめてみました。
高校生まで福祉医療費支給対象が拡大された邑楽郡大泉町:拡大される対象について
福祉医療費支給制度とは、元来、健康保険の自己負担額の全部又は一部を助成する制度です。
特に、子どもや重度心身障害者、または母子家庭等の一定の要件を満たす方の医療保険の一部自己負担額を無料化するもので、各地方自治体により行われている施策です。
目的としては、子どもや障害者、母子家庭等の健康の保持と生活の安定など、福祉の増進を図るものです。
邑楽郡大泉町ではこの対象が広げられ、在来の対象であった入院医療費と食事代から、通院医療費まで拡大されました(保険外診療などは除く)。
高校生まで福祉医療費支給対象が拡大された邑楽郡大泉町:対象となる条件について
受給資格の対象者となる条件には、それぞれ取り決めがあります。
まず、子ども(出生から中学3年生)は出生から中学3年生の年度末(3月31日)までとなっています。
子ども(中学校卒業から18歳の年度末)に関しては、父母などに扶養されている、かつ本人及びその父母などが市町村民税非課税、かつ婚姻したことがないことが求められます。
次に、重度心身障害者・高齢重度障害者の方々については、身体障害者手帳1・2・3級、もしくは国民年金1級相当、もしくは療育手帳A・B1・B2判定、もしくは特別児童扶養手当1級であることとなっています。
なお、後期高齢者医療制度に加入している人は、高齢重度障害者とされます。
続いて、父子・母子家庭または父母のない児童に関しては、配偶者のいない男子や女子のうち18歳未満の児童を扶養している人及び当該児童で所得税額が5万円未満の人、もしくは、父母と死別をした18歳未満の児童で所得税額が5万円未満の児童が対象となっています。
なお、配偶者には事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含みます。
まとめ
邑楽郡の大泉町では、福祉医療費支給対象の対象が拡大され、一定の条件を満たす、経済的に生活が困難だとされる世帯に対して、生活に貧窮しないための措置がなされています。
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