賃貸物件を借りるとき、新築物件と築浅物件の違いで迷うことはありませんか。
どちらも建てられてから時間が経っていないという印象を受けますが、実は法律ではきちんと分けられています。
新築物件と築浅物件の違いを確認し、それぞれのメリット、デメリットについて見ていきましょう。
新築物件と築浅物件の違いについて
新築物件と築浅物件の違いは、住宅の品質確保の促進等に関する法律で規定されています。
それによると、新築は建物の完成後かつ、1年以内かつ未入居の物件のみが新築物件と決められています。
つまり、たった一日でも誰かが入居していれば新築物件ではなくなりますし、誰も入居していなくても完成後1年を経過していれば、それもまた新築物件の扱いではなくなるのです。
前述の2つの条件から外れた賃貸物件は、築浅物件として扱われるようになります。
新築物件と築浅物件の違いとそれぞれのメリットとデメリットは?
新築物件と築浅物件は、建てられてからの期間が短いということで大きな違いがないように思われるでしょう。
しかし、実はそれぞれメリットとデメリットがあります。
まず、新築物件のメリットは、全ての設備が未使用であるため、修理が必要になることが殆どありません。
また、設備がそのときの最新のものになり、建物そのものが最新の耐震基準に合わせたものになっています。
一方、デメリットとしては、建物の欠陥や手抜き工事といった瑕疵があった場合、そのトラブルに最初に遭遇することになります。
また、建材によるアレルギー、いわゆるシックハウス症候群になる可能性があります。
最近は建材の規制などもあり、安全性は高まっていますが、それでもアレルゲンチェックに引っかかったことのある方は注意が必要です。
そして、物件によっては建築中であるため、内見ができないことがあります。
本来は内見をして、間取りや日当たりを確認してから契約するのが一般的です。
しかし、立地などの条件が良いと完成を待っている間に他の人に契約されてしまうかもしれないので、間取りなどが分からないまま契約しなくてはなりません。
続いて築浅物件のメリットは、建てられて1年以上経っている、または既に先に誰かが住んだことがあるので新築物件よりも家賃が安くなることです。
それでいて設備はほぼ最新であるため、生活の質は新築と変わりません。
ただし、新築物件の場合、大家さんが空室を出さないように入居者を集めようと一ヶ月家賃を無料にする、礼金を無料にするなど、初期費用が抑えられる条件をつけることがあります。
築浅物件は初期費用の割引が受けられない場合も多いので、その点がデメリットと言えるでしょう。
引っ越しは何かと物入りですから、初期費用が抑えられるのは嬉しいですよね。
まとめ
新築物件と築浅物件の違いや、それぞれ契約するときのメリット、デメリット、また、新築物件の場合は、初期費用を抑えられる可能性があることも併せて紹介しました。
どちらも生活の質に大きな違いはありませんので、まず新築は高い、築浅は安いというイメージを捨てて賃貸物件を探してみましょう。
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新築・築浅物件もございます。